「何か理由がないと会ったらいけないのか。」
ふと、こんなことを考えてしまう瞬間がある。友人に連絡を取るとき、家族に会うとき、あるいは恋人に会うとき。
社会ではよく、「会う理由」を必要とされる。仕事の打ち合わせ、相談事、手伝いが必要なとき。
でも、本当にそれだけで人は会うのだろうか。
会う理由が「役に立つこと」だけなら、人間関係は全部、交換条件みたいになってしまう。
「あなたのために何かできるときだけ会う」という関係。なんだか味気ないし、少し疲れる。
時には、ただ会いたいから会う。
理由なんてない。でもその瞬間、相手の存在が自分にとって大切だから。
理由がなくても、何かを与えなくても、ただ一緒にいるだけでいい関係もある。
人は、役に立つことだけでなく、存在そのものに価値を感じるものだ。
だから、理由も目的もなく会うことは、決して悪いことじゃない。
むしろ、そういう時間こそ、心を豊かにしてくれる。
もし次に誰かに会うとき、「理由がないと会えない」と思う自分がいたら、ちょっと立ち止まってみよう。
ただ、会いたいから会う。
それだけで、じゅうぶん価値のある時間になるのだから。